熱帯生物圏における生物間相互作用の統合的解明
多様な生物間の繊細なバランスの上に成立している熱帯の生命現象は、人間活動や気候変動により撹乱され、生物多様性の消失をはじめとする様々な問題に直面している。自然崩壊の進行が著しい今日、これらの問題はヒトを含めた生物間相互作用を基盤とする統合的視野に立って解決する必要がある。
上記の観点から、琉球大学熱帯生物圏研究センターは、亜熱帯地域に立地する先端的生命科学研究の研究拠点として、熱帯及び亜熱帯島嶼域の生物群やヒトを対象とした研究および教育活動を展開している。特に以下の点を重点項目とした活動による社会貢献を目指す。
熱帯及び亜熱帯生物圏特有の
- 生物多様性の形成及び維持機構の解明
- 生物の生存機構解明
- 共生・感染ダイナミズムの解明
- 上記にかかわる教育・研究者の育成